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最新現況分析

  •  2018.01.05 23:31
2018年1月5日(金)

新年あけましておめでとうございます。今年もどうぞ宜しくお願い致します。

さて、トランプ大統領の長男らが昨年の大統領選挙期間中に行なったロシア人弁護士との会合について、昨年のJ-CPACにも登壇したトランプ氏の側近だったスティーブ・バノン 元首席戦略官・上級顧問が、彼らを「反逆的」と述べた発言が報じられたことで、トランプ氏は3日、バノン氏は「正気を失った」などと猛烈に批判しました。

バノン氏の発言は、ジャーナリストのマイケル・ウルフ(Michael Wolff)氏が執筆した新刊「Fire and Fury: Inside the Trump White House(炎と怒り:トランプのホワイトハウスの内側)」で紹介されているものです。

抜粋によると、大統領選挙期間中だった2016年6月9日、ニューヨークのトランプ・タワーで行われたトランプ氏の長男ドナルド・トランプ・ジュニア氏らとロシア人弁護士との会合について、バノン氏は以下のように述べたとされています。
「たとえこれが反逆的だとか、非愛国的、あるいはひどいことではないと思われていたとしても、私はそのすべてが当てはまると考えている。すぐFBI(米連邦捜査局)に連絡するべきだった」

トランプ氏は声明で
「スティーブ・バノンは私個人とも、私の大統領職とも全く関係ない。解任されたとき、彼は職だけでなく正気も失った」などと述べ、好戦的な姿勢で知られるトランプ氏としても異例の調子で不快感を表明しました。

   ☆

この点、JCUとACUでリサーチした、最新の現況分析をお伝えします。メディアはほとんど知らない内容になります。

まず、二人の間は既に、かなりの溝があったのではないか、と勘ぐる向きもありますが、ホワイトハウス筋からの最新情報では、二人はつい3日前まで、電話でやり取りをするほど親密な仲でした。

次に、話題の本の著者、Micahel Wolffは、有ること無いことをセンセーショナルに書くことで有名な作家です。
本の内容に何処まで信憑性があるかですが、トランプ氏が大統領になり、政権引継ぎの混沌時に、どさくさにまぎれて200人位のトランプ氏の取り巻きにインタビューして廻り、それを本に纏めたので、必ずしも内容を「でっち上げ」と一笑に伏すことができないのが厄介です。 

トランプ大統領の義理の息子クシュナー氏は、中国で手広くビジネスを展開していることから、親中のグローバリストで、中国の影響をかなり受けているため、当初から反中反共のバノン氏とは折り合いが良くありませんでした。

現在の情勢は、どちらかと言うと、大統領がクシュナー氏側に傾倒してきていたため、バノン氏はそれをかなり危惧し、発言が過激化していました。

今回は、暴露本の内容を受けて大統領が自分の家族を守る為に、バノン氏を批判したことで話題になっています。 

バノン氏からはまだ、この本の内容及び大統領からの批判に対して、まだコメントは出ていませんが、今回の事件をエスタブリッシュメント達は大変喜んでおり、大統領と一緒になってバノン氏を批判しています。

つい2週間前、大統領はバノン氏を高く評価していただけに、今回のコメントはその真逆なので、メディアは「バノン氏が墓穴を掘ってトランプ氏に切り離された!」と嬉しそうです。

これを通して、表向きは完全に、トランプ氏はエスタブリッシュメントの味方をした形になっているので、グローバリスト達からすると、今後は大統領と一緒にやってゆけそうだと思わせる結果になっています。しかしながら、バノン氏を悪者にすることで、反トランプ派を懐柔し、牽制することが水面下の目的でしたら、それはそれで面白い展開だと思います。

基本的には、トランプ氏とバノン氏の思想は同じですので、その辺を上手く水面下でわかりあっていてくれることを願います。
これが尾を引くか、数日で終わるかは状況をみてみないといけませんが、これで2人の間に取り返しのつかない亀裂が出来ないように切に願う次第です。 

強硬な反中国の立場をとるバノン氏が引き続き発言力を持ち続けることは、間違いなくこれからの日本の国益にプラスに働くわけですから、今後も何らかの形で関与してもらわないとマズいと思っています。


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