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日本に求められる外交力

  •  2009.12.09 23:54
12月9日(水)

あえばハッピー!!のあえば直道です。

昨日は、スリランカにおける中国の覇権戦略の一端をご紹介しました。

中国は軍事力はもちろんですが、過去に、ベトナム、台湾、また朝鮮半島に
おいても、軍事力だけでなく、権謀術数の限りを尽くした外交力で、
実効支配を進めようとしてきました。

おそらく中国からみれば、現代の覇権国家アメリカであっても、
「たかだか数百年の歴史しかないくせに…」
という本音と自負があるものと思います。

ヨーロッパを含め、陸地同士で国境が接している国々は、歴史上、
領地や国土の防衛にあたり、常に、
「とるかとられるか」の戦いを、数千年以上、くりかえしてきました。
その意味で、軍事力を超えた外交力が、とことん、鍛えられてきました。

日本は幸か不幸か、四方を海という「天然の堀」に囲まれた島国として、
永らく、侵略の悲劇に遭うことなく、ほとんどの歴史をすごしてきました。

明治維新は、西欧による植民地化を退け、かつ富国強兵を成し遂げた意味で、
世界史上の奇跡ですが、国家的慢心の結果、第二次大戦では、大敗北を喫し
ました。

その後の経済的復興も、第二の奇跡といえますが、アメリカという事実上の
「日本防衛軍」あってこその、平和であったことを忘れた人々を量産する、
という弊害も、生み出してしまった面があると思います。

あたりまえですが、国際政治は、いまだ、弱肉強食が支配する世界である点が
多く、お人よしだけではわたっていけません。

「平和」とは不断の努力で勝ち取るものだという認識と外交上の能力を、
日本人はもっと磨く必要があります。

外交力は、外交官や外務省だけのの仕事ではなく、政治家にとって
最も要請される資質の一つだと思います。

外交力で日本を護れる政治家をめざして、頑張りたいと思います。

                           直道


 091205 堀さんと
          堀さんと




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