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地図帳の上の「攻防」

  •  2010.07.24 14:26
7月24日(土)

あえばハッピー!!のあえば直道です。

今月21日、「日本李登輝友の会」から文科省に対して、
中学の社会科地図帳に、台湾が中国領のように表記されることは問題だ、
として、次の教科書検定にて表記を改めさせるように求める要望書を提出しました。

地図帳は帝国書院と東京書籍が発刊していて、いずれも台湾については中国との間に
国境線を引かず、中国領のように受け取れる表記になっているとのことです。

気になって、小学生の娘の地図帳(帝国書院)をみたところ、
中学生どころか、小学生に地図帳上も、国境線は引かれていませんでした。

  100724_120527.jpg

この点につき、文科省は「外務省の資料に基づいて検定した」といい、
外務省は「国境線を引くと日本が台湾の領有権について意見を示すことになる。

サンフランシスコ条約で日本は『台湾に関するすべての権利を放棄する』としており、
意見を言う資格はない」と言っています。

なんとも責任逃れの答弁です。

昭和27年に放棄したのは日本による領有権であり、台湾が中華人民共和国の領土だとは、
日本政府も公式に承認していないのですから、子供たちに誤解を与える表記は避けるべきです。

台湾は、日本の安全保障上も生命線である以上、自分で自分の首を絞めるような態度はみぜず、
注釈をつけるなど、教育上でもはっきりと争点を教えてあげる必要があります。

むろん、官僚を責めるよりも、政治家の判断責任の問題が大きいと思います。

                             直道
  

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