米中会談事情
- 2011.01.21 20:53

1月21日(金)
あえばハッピー!!のあえば直道です。
現地の事情にとても詳しい知人が教えてくれたのですが、
今回の米中首脳会談は、これまでにはみられないような、
米国側の毅然とした態度が目立った行事となりました。
当初、最重要の国賓待遇を米国に求め、壮大な晩餐会を
要求した中国でしたが、「人権を抑圧する国に、ここまで
する必要はない」と米国下院議長(共和党)が、欠席。
会談の中でもオバマ大統領は、ノーベル平和賞の劉氏の釈放を
強く求めるなど、馴れ合いではない、緊張感のある対談でした。
実際、米国全体の見方も、昨年来、「中国脅威論」が高まっているようで、
たとえ、経済上では欠かせない相互関係があるにせよ、再選に崖っぷちの
オバマ氏が弱腰の態度を取ることは、世論が許さない状況だったようです。
結果、会談と共同声明が終わった後のオバマ氏の支持率はアップしたようで、
日本の外交政策上も、今回の事例から学ぶことは実に多いはずです。
直道
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