死刑「増強」論
- 2011.01.25 22:40

1月25日(火)
あえばハッピー!!のあえば直道です。
本日午後、秋葉原無差別殺人事件の加藤被告に対して、検察より死刑が求刑されました。
結論としては、妥当だと思います。
このあと、控訴などが長引くのか、まだ分かりませんが、最後に法務大臣による
執行命令が下されるには、かなりの時間がかかるでしょう。
死刑制度をどう考えるかは、存廃を巡って、長年、世界中で議論されています。
日本でもよく、歴代の法務大臣の死生観や人間哲学が注目されます。
自分の場合、率直に言って「存続派」を超えて「増強派」ということになります。
特に少年犯罪について、死刑を認めないことには、一定の疑義があります。
制度趣旨としては「少年の可塑性と更生に期待して」死刑を認めないことになっています。
しかし実態は、死刑にならないのをいいことに、制度を悪用して増長し、
過激な少年犯罪が多発する温床になっている面もあるようです。
遺族の受けたダメージや犯罪の凶悪性が及ぼす社会への影響と、
加害者の更生ぶりを比較衡量した上で、場合によっては、
死刑を認めるよう法改正すべきです。
少年による凶悪犯罪は激減するはずです。
同じ文脈は、飲酒運転などによる交通事案にも適用できます。
日本におけるドライバーの交通マナーは、おそらく著しく上がることと思います。
直道
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