中露の脅威論
- 2011.06.01 22:18

6月1日(水)
あえばハッピー!!のあえば直道です。
先日、都内で国際交流会議「アジアの未来」が開かれ、シンガポールの
リー・クアン・ユー顧問相が、「中国をコントロールできるのは米国だけだ」
と強い語気で発言し、アジアの危機への備えを訴えていました。
この点、現在のアメリカはどのよう考えているのでしょうか。
オバマ大統領は予算削減計画の目玉に国防費の削減を掲げています。
これに対し、米軍は、ビン・ラディン亡き後の仮想敵国として中露を挙げ、
予算獲得に躍起になっています。
先月末の科学関連フォーラムの席上、米空軍のモーズリー前参謀長は、
米国が将来的に中露両国と軍事衝突する可能性が極めて高い、と発言。
かつて同氏は、在任中、ブッシュ前大統領に対し、中露との衝突の可能性は
「ゼロに近い」と答えていただけに、意見が正反対に変わったことになります。
下院の軍事委員会でも、中国のステルス戦闘機や大陸間弾道ミサイルの脅威が
議論の焦点になっています。
中露にあてる国防費がどの程度削減されるのかは、日本としても要注目です。
直道
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